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たかが1ヶ月、されど1ヶ月…

 今年もほぼ全クラスで、定員をオーバーするほどの体験生達が多摩ロベルトの授業ペースに頑張って追いついてきています。そんな彼らを応援する意味で、少しばかり話をしたいと思います。

 さて、多くの場合、子ども達の適応力は我々大人達の予想を遙かに上まります。どんなに悩み苦しんでいるように見えても、早くて数週間、長くても1ヶ月程度で新しい環境やリズムに順応してしまうほどの力を、どの子ども達も持ち備えています。

 しかし残念なことに、ここ最近は数週間どころか、数日で急いで結論を導き出そうとする家庭が増えているように感じます…

 「普通の学力の生徒を、1学期で内申10ポイント以上も上げる」なんて事を成し遂げているので、私が担当している中3英語クラスでは長年、毎週10ページ(以上?)の宿題を課しています。それに加えて単語ならば100語、熟語であれば50個程度も毎週覚えています。

 「課題が多くて大変!」という声は、私も頻繁に耳にしています。それでもほとんどの生徒達が、学力に関係なくしっかりと宿題を終えてきます。もちろん出来るようになるまである程度の期間は要しましたが、成功と失敗を繰り返しながらほとんどの生徒がこれだけの課題量がこなれせるようになっています。

 たかが1ヶ月ですが、されど1ヶ月。子供達が苦労している間、本当に試されているのは我々大人達なのです。大変そうに見えながらも着々と適応している子ども達を、我々がぐっと堪えて見守れるか。まさに「親」という漢字の通り、我々親たち大人達は「木の上に立って見守る」ことが、この時期の子ども達にとって最も必要な事の1つなのです。