新着情報

《勉強のコツ》努力が結果に比例しない原因は…?!

期末テストも終わり、結果が続々と返却され始めています。今回の試験でも、学年トップと取った生徒が数名います。(学年トップは各学校の学年に1名しかいないため、人数的にはそう多くはありません。)その一方で、結果があまり振るわなかった生徒がいるのも事実です。

「これだけ勉強したのに、結果が伴わなかったのはどうして…?」 とある親子から受けた相談です。

誰もが一度は、こんな経験や悩みを持ったことがあるでしょう。いくつかの原因が思い当たるのですが、今回は「努力が結果に比例しないケース」の中の1例に絞って、少しアドバスをしたいと思います。

小中学生までの勉強は、才力よりも努力が試されます。つまり、能力や才能よりも、努力の量と的確さが結果に表れます。ですから、一生懸命に的外れな努力をしても結果は上がりません。

「これだけ勉強したのに…」と言うほどですから、今回の相談者は勉強量が主原因であるようには思えません。となると、的に合った努力がされていなかったことになります。

塾で自習をしている生徒達を見て回ると、頑張っている生徒の一部は、「勉強」ではなく「作業」を頑張っているケースが少なくありません。英単語や漢字を覚えるのではなく練習することに夢中になっている、数学の模範解答を見ながら理解した気分に浸っている、などと頑張るポイントがズレてしまっているケースです。

結果が伴う努力とは、「再現性を意識して勉強する」ことです。要は、同じ問題を自分独りの力でも解き直せるのか、お手本や解答を見なくても英単語や漢字がスラスラと書けるのか、といったことを頭に置きながら勉強することなのです。

勉強時間や努力が足りないならまだしも、努力がズレているから結果が上がらないのは、非常にもったいない話です。次回は勉強の取り組み方を意識し、試験準備に臨んでみてください。必ず結果に表れるはずですよ。