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《中1クラス》数学でつまずく中学生が急増中!その原因と家庭でできる対策とは?

中1数学クラスはいよいよ、本格的に「方程式」という最初の大きな壁に差しかかる時期を迎えました。これまで順調だった生徒でも、「急にわからなくなった」と戸惑うことが少なくありません。

実は、つまずく生徒には共通した特徴があります。その原因と具体的な対策を、下にわかりやすくまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

当塾では、そうした壁に直面した生徒一人ひとりに丁寧に寄り添い、どこでつまずいているのかを一緒に確認しながら、無理のないペースで理解を積み上げていきます。解けないことを恥ずかしがる必要はまったくありません。「わからない」と言えることこそが、次の一歩につながる大切な姿勢です。

保護者の皆さまからの学習面や声かけに関するご相談にも、随時お応えしております。どんな小さなことでも、お気軽にご相談ください。

【多摩ロベルト学習相談(要予約)】
  ・桜ヶ丘校 Tel 042-375-2375
  ・若葉台校 Tel 042-350-3103


つまづく生徒の特徴と対策について

特徴①:文章の意味を正確に読み取れない

■ 原因:

・読解力が不足しているため、文中の情報を正しく整理できない
・「何を求める問題なのか」が曖昧なまま式を立てようとする

■ 対策:

国語的な読解練習を取り入れる
 → 文章題の問題文を音読し、「誰が何をどうしたか」などの要点をメモにまとめる
設問の条件や求めるものに線を引く習慣をつける
 → キーワードや単位に下線を引いて、情報を見える化する練習が有効

特徴②:数式に変換する力が弱い(式を立てられない)

■ 原因:

・数量や関係を式に表す経験が少ない
・「等式を作る」思考に慣れていない

■ 対策:

文章の一文ずつを図や表、式に変換する練習をする
 → 例えば、「みかんがりんごの2倍ある」という文を「みかん=2×りんご」などに変換するトレーニング
同じパターンの文章題を繰り返し練習して「型」を身につける
 → 方程式の文章題には典型パターンがあるので、慣れが重要

特徴③:情報の整理が苦手

■ 原因:

・問題の情報が多くなると、何が必要で何が不要かの判断ができない
・頭の中で混乱してしまい、考えが途中で止まってしまう

■ 対策:

問題文から数字・条件を表にまとめる練習をする
 → 速さ・時間・距離なら「みはじ表」、割合なら「くもわの図」など、テンプレートを使うと効果的
メモを使って段階的に整理する習慣をつける
 → 演算ごとにメモを取りながら解くことで、視覚的に整理できる

特徴④:イメージや図を使わず頭だけで考えようとする

■ 原因:

・図や線分図、表などを使う習慣がない
・「絵や図を描くのが面倒」と思ってしまう

■ 対策:

必ず図や線分図、表を書くように指導する
 → 例えば「兄が弟より3歳年上」とあれば、線分図で2人の年齢差を視覚化
図を使った解き方の例を見せて、真似させる
 → 解説に出てくる図を「写して覚える」と抵抗が減る

特徴⑤:日本語と数学の切り替えができていない

■ 原因:

・文章を「国語」として読むだけで、数学的な視点で考える切り替えができない
・数量関係に目が行かず、ストーリーだけを追ってしまう

■ 対策:

文章題を「数学的に読む」トレーニングをする
 → 例えば、「Aさんは1時間に5km歩く」とあれば、「1時間→5km、1kmあたり何分?」など数値関係に目を向けさせる
問いに対して「何を出すのか?」を言語化させる
 → 「これは何の式?」「何の数を出してる?」と対話的に確認する

■まとめ表(一覧)

特徴主な原因効果的な対策
① 読解力不足問題の意味が取れない音読、キーワードに線引き、要点メモ
② 式が立てられない数学的表現が苦手文章→式の練習、型の暗記
③ 情報整理が苦手条件の多さに混乱表・図に整理、段階的メモ
④ 図や絵を使わない可視化の習慣がない線分図・表の導入、模写
⑤ 数学的読解ができない数量に注目できない数的に読む練習、問いを言語化

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