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《GW休み明け対策》「行きたくない」を防ぐ2つの方法

いよいよ明後日から学校が始まります。長いようで、アッという間のゴールデンウィークだったのではないでしょうか。

5月5日(日) GW自習の様子
5月5日(日) GW自習の様子。これだけの生徒が休み明けの準備をしに来ていました。

さて、今年はGWが1週間以上もあります。そのため、休み明けに「(学校や塾に)行きたいない」と訴える生徒が、例年よりも多いのではないかと心配しています。

そこで今回は、「行きたくない」が起きる2つのケースとそれらを防ぐ方法について少し書きたいと思います。

子どもが休み明けに学校や塾に行きたがらない、という話は実は決して珍しくありません。子どもの性格や環境、家庭の事情など原因は様々ですが、それでもよく耳にするケースがこの2つです。

まず1つ目が、生活リズムや習慣が崩れてしまったことが原因の場合です。「朝起きるのが辛くて学校に行きたくない」「疲れたから塾に行きたくない」など、GW前までは当たり前にできていた事が休みを切っ掛けに全てリセットされてしまい、「行きたくない」が起こるのです。

そして2つ目が、休み明けの課題やテスト準備が終わっていないが故に「行きたくない」が起こるケースです。「宿題が終わっていないと叱られるから行きたくない」「(試験勉強をやっていないので)どうせ行っても追試になるから行きたくない」といったパターンです。

先ずは最初のケースから。今どきの子育ては「無理させずに休ませる」というのが主流になりつつありますが、私の考えはちょっと違います。生活リズムを取り戻すまで、「辛くても登校させ、(学校や塾にお願いをして)定時に帰らせてもらう」若しくは「早退をさせてもらう」ことを勧めています。

5月5日(日) GW自習の様子
5月5日(日) 15:00〜18:00 GW自習の様子。

無理をせずに休ませた方が子どもためには良いと思われがちですが、欠席した翌日を想像してみてください。休んだ罪悪感から、子どもはもっと行くのが辛くなるのではないでしょうか? それであれば、「行くだけ行って、辛かったら途中で帰っておいで」の方が、まだ気持ち的にも楽だと思います。

そして、もう1つの「課題や試験準備終わっていないケース」です。1週間以上も休みがあったのですから、課題が終わっていなければ叱られるのが当然でしょう。試験準備もしていなければ、追試になっても仕方がありません。ですから、叱られる事や追試を責めるのは少々お門違いです。

耳の痛い話になってしまいますが、ここは保護者や周りの大人達が心を鬼にして、「子どもに課題を進めさせる」「試験勉強をさせる」しかないのです。ほんの少しでも課題や試験準備が済んでいれば、全く手を触れていない状態よりも子どもの「行きたくない」は防げるはずです。

今日のGW自習でも、課題が終わりそうもない生徒達は1時間ほど自習時間を延長させ、やるべき事を全て終えから帰宅させました。子ども達は不満そうでしたが、明日一日勉強を忘れて思いっ切り遊べることや登校初日のことを考えてあげると、これが最善の策なのです。

ゴールデンウィークも残り2日。「行きたくない」が1人でも減るよう、我々多摩ロベルトの教師達もできる限りのサポートをしていく次第です。

《追伸》個々に合わせたサポートやアドバイスも行っていますので、「行きたくない」でお悩みのご家庭はお早めにご相談ください。( 学習相談:TEL 042-375-2375)