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《学習相談》勉強は量より質? それとも、質より量?

「勉強は量か質か?」という問いに、地元多摩で50年以上も指導してきた経験から答えます。
勉強は「量」よりも「質」が重要です。
ただし、これは「正しいやり方」を「継続的に行う」という意味であり、必ずしも「短時間で成果が出る」ということではありません。地元多摩で長年、小中学生を指導してきた経験から言えるのは、「質の高い勉強をある程度の量こなした生徒が最も成績を伸ばす」という事実です。
例えば、英単語を覚える時、ただ書き写すだけでは記憶に残りません。しかし、「意味を理解し、例文に当てはめ、自分の言葉で説明できるまで練習する」といった質の高い学習をすれば、記憶の定着は格段に良くなります。算数や数学でも、ただ問題を解くだけでなく、「なぜその解き方になるのか」「他の方法はないか」と考える学習が効果的です。
また、「質の高い学習」は時間あたりの成果が大きく、限られた時間でも結果につながります。特に中学生になると部活や委員会活動の時間も増え、無限に勉強時間を確保できるわけではありません。だからこそ、「どう勉強するか」が何より大切なのです。
まとめると、勉強は量より質。しかし、その「質」は正しい方法を知り、それを自分で考えながら行動に移すことで初めて得られます。そしてそれを続けた先にこそ、本当の成果が現れるのです。